大連の概要



 大連は地図の赤枠に位置し、遼寧省の南西に突き出た遼東半島の最南端、東経120°58’から123°31’、北緯38°43’ から40°10’で、日本のほぼ仙台に当たる。 東は黄海、西は渤海、南は山東省から東北に延びる山東半島と海を隔て向き合い、北は広大な東北平野に面している。 大連市の総面積は12,574k㎡、人口は約600万人で、地形的に山や丘陵が多い。
 東京からの飛行時間は3時間、大阪から2時間半、福岡からは2時間と日本から近く、空港から市内中心部へはタクシーないし2015年5月に開通した地下鉄で約20分、 そして市内における移動は、張り巡らされた路線バスや地下鉄で不自由しない。 2012年12月に大連からハルビンへ5時間弱で、また2013年12月には大連~上海間を11時間余り、更に2015年12月に大連~丹東間を約2時間で結ぶ新幹線が開通した。
 1984 年に沿岸開放都市に指定され外資が進出、内3分の1を日本企業が占め、17万人余りの現地雇用を生んだ。  北方の香港と呼ばれ、中国東北部では最大の港湾で、商業、工業、貿易都市として目覚しく発展、20万人を超す市民が日本語を学ぶ。  在留邦人は7千人ほどで中国国内では他に見ることのない日本人にとって暮らしやすい都市である。
 1,898年に帝政ロシアの租借地として7年間、その後1905年~1945年の40年間を日本による租借地とされた大連は、 それぞれのクラシックな文化が入り混じる一方、近代的な高層ビルが建ち並ぶ光景は非常に魅力的な都市でもある。
 毎年、迎春花火爆竹大会(1月~2月)、アカシア祭り(5月中旬~6月上旬)、国際マラソン大会(6月)、輸出商品交易会(7月上旬)、 ビール祭り(7月下旬~8月上旬)、国際ファッション祭り(9月上旬)などのイベントを催す。  また、中国トップレベルのサッカーチームを有し、サッカーが非常に盛んである。

大連の気候

1月2月3月 4月5月6月 7月8月 9月10月11月 12月
平均最高気温 -1.00.56.314.220.024.126.5 27.323.817.89.52.4
平均最低気温 -8.1-6.5-1.05.611.816.620.6 21.416.910.32.1-4.8
平均降水量 10814314279171 14169302212
 気候は海洋性温帯気候で、年間を通して雨は少ない。 夏は真夏日となる日は少なく過ごし易く、要人の避暑地にもなっている。  冬の最低気温は-15℃程度に下がることもあるが、市内の集中スチーム暖房で室内はセーターを羽織る程度の軽装でいられ、 暖まった身体は厚着をして外出すればそれほどの寒さは感じられない。

食について

 飲料水は基本的に市販のもので、天然水とRO水(浄化処理された水)が売られている。 RO水も浄化処理された水とはいえ安全なので問題はない。 水道水は水道管が劣化している可能性もあるので、煮沸しても飲むのは控えた方が良さそうだ。 昨今の中国は生活水準が高くなっているので、普通に食事していれば食あたりする事はほぼない。 しかし屋台の牡蠣や刺身を食べてあたる人は一定数いるので留意した方が良い。
 中国の長期滞在には、スーパーや市場で新鮮な野菜や食材を自から選び自炊することもお勧めする。 野菜は一般的に農薬が多く使われているので、持ち帰ったら水でよく洗い調理する。 市販の食器用洗剤は基本的に食品を直接洗えるので、洗剤で食品を洗う事に抵抗がない方は併せて使用するのもいいだろう。 りんご、梨、柿、トマト、大根、人参、ジャガイモ等、なんでも農薬が多く使われているようなので、皮を剥いて食する習慣をつけた方がよさそうだ。 なお、大連の果物は日本人には珍しい物も多く、美味しいと評判だ。